こんな映画観ました「ジュラシックワールド/新たなる支配者」

「ジュラシック」シリーズ、6作目

いよいよ始まった「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」観てきました!みなさんご存じの1993年に公開された「ジュラシック・パーク」から数えて6作目です。1作目の原作はマイクル・クライトン。原作を先に読んでいたので映画を観るのがとても楽しみでした。期待通りの作品に仕上がっており、1997年には「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」が公開されました。実はこの2作はマイクル・クライトンが原作の小説を書いているのですが、それ以降の4作「ジュラシックパークⅢ」「ジュラシック・ワールド」「ジュラシック・ワールド/炎の王国」、今回の「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」は小説としての原作はありません。今回の「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」のエンドロールでも、キャラクター原案という形で名前が出てくるだけです。新たなる支配者というサブタイトルだけみると、恐竜が人間に代わって地上を支配するようになるのかと勘ぐってしましますがご安心を。人間と恐竜の共存についてが大きなテーマとなっています。

このシリーズの監督ですが、スティーブン・スピルバーグが全作品に関わっています。第1作、第2作では監督として、そして第3作から今回の第6作までは制作総指揮としてです。スピルバーグ作品が好きな人にとっても見逃せない作品となっています。

今までと違う点は

今回ももちろん恐竜はたくさん出てきます。お約束通りの場面や、方法でたくさんの人縦委が食べられたり襲われたりしています。ただ、今までの5作では人間が恐竜に襲われたり、追いかけられたりするシーンにハラハラドキドキしていたのですが、今回の作品では人と人の追いかけっこがかなり多く出てきます。例えて言うと「ミッションインポッシブル」や「007シリーズ」のように、いろいろな乗り物(バイクなど)で逃げたり、研究室に忍び込んだりとスパイ映画のようなシーンが目白押しです。アクション映画好きな私には、恐竜+アルファの楽しみがあって楽しめました。

また、今回の映画のテーマの一つとして第5作「ジュラシック・ワールド/炎の王国」に出てきた、ロックウッド氏の孫娘であるメイジー・ロックウッドの出生の秘密も明かされます。そのことはヴェロキラプトルの「ブルー」が雌だけで子供を産むのですが、子供に対しての愛情がとても強い面もこの映画の中であふれ出ています。「ブルー」ファンもぜひ観てもらいたいですね。

また、別の男女の物語もあります。あまり書いてしまうとネタバレになるので書きませんが、映画を観ているとこの二人は最後には一緒になるのかな?とわかると思います。

好きなキャラクターは

この「ジュラシック」シリーズには個性的なキャラクターが数多く出てきます。もちろんいろいろなキャラクターが出てくるからこそ、これだけの人気を博しているのですが、個人的にいいなと思うキャラクターはイアン・マルコム博士です(ジェフ・ゴールドブラム)。今回の作品でも熱い役を演じているオーウェンやクレア、エリー・サトラー博士やアラン・グラント博士、ヒールとしてのソヨナ・サントスなど多く出演しています。ただ、このイアン・マルコム博士は冷静沈着なんです。彼は第1作の「ジュラシック・パーク」から出演しており、クールでニヒルな役を演じています。熱いキャラクターに囲まれているので、よりクールさが目立ちます。服装もクールだしキャラクターもクールなので、何をするのか何を話すのかとても気になります。また、第1作から出演していて脇役ながら重要なキャラクターとしてヘンリー・ウー博士(B・D・ウォン)も注目です。彼は中国系アメリカ人です。「ジュラシック・パーク」開設時に恐竜の復活や、雌だけにして繁殖をしないようにするなど重要な研究をしています。しかし、いつの間にか雌だけで繁殖するようになってしまい、彼はその原因を突き止めて人類を救うための研究を今回の「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」で行っています。

次の作品は?

映画のエンドロールで次の作品につながるようなヒントがある場合があります。少し前に観た「007ノータイムトゥーダイ」では、映画のラストシーンでロケット弾を落とされて死んだことになっており、MI6の中で007を偲んでみんなでアルコールを飲むシーンまでありました。しかしエンドロールでは「007 will come back」というメッセージが出て、映画を観ている人たちはみんな笑っていました。「ターミネーター」の「I'll be back」も有名です。そんなこともあるので映画はエンドロールまでしっかりと観る派なのですが、今回はそれらしきメッセージはなかったようです。もし、気が付いた方がいらしたらぜひ教えてください。ということなので、このシリーズがこれで終わるのか、あるいはまだ次回作がるのかわかりませんが、私の今回のブログは終了です。

それでは、また・・・

こんなコンサート行きました「松田 彩香 ショパン 夜想曲(全曲)ピアノ・リサイタル」

これから期待のピアニスト 松田彩香さん

現在フランスの「パリ国立高等音楽院ピアノ科」に在籍している、ピアニストの松田彩香さんによる、ショパンの「夜想曲ノクターン)」全曲のピアノリサイタルを聴いてきました!松田さんはまだ23歳。様々なコンクールに入賞経歴のあるこれから期待のピアニストです。フランスを中心に活動をされているとのことですが、今回は1週間前に日本に帰国して、このリサイタルが終わった翌日にはまたフランスに戻るというハードスケジュールです。

場所は東京の市ヶ谷駅近くにある「ルーテル市ヶ谷ホール」。定員200名ほどのホールですが、コロナの第7派真っ只中ですので、一部の席を間引いて行われました。でもかなりお客様は入っていました。

ピアノは「スタインウェイ&サンズ」のフルサイズのグランドピアノです。スタインウェイ&サンズにピアノは「ハンブルグ」製と「ニューヨーク」製の2つがあるのですが、ここのピアノがどちらかはハルには判別できませんでした。写真を撮りましたので詳しい方がいましたらご確認ください。

プログラム

今回のプログラムは、ショパン(1810~1849)が生涯に作曲した夜想曲ノクターン)18曲、つまり全曲です。ピアニストの松田さんがMCで言っていたのですが、ショパンが生前に発表した曲は18曲でしたが、未発表の夜想曲ノクターン)が3曲あり、アンコールでその3曲も演奏していただいたので、ショパンが作曲した夜想曲ノクターン)全21曲を一度に聴くことができるというめったにないリサイタルでした。

プログラムは3部構成でした。第1部は作品9の3曲と、作品15の3曲。ショパンが20代前半に作曲した曲です。この6曲はよく知られた曲が多く、クラシックをあまり聴かない人でも、「アッ、聴いたことある!」と思うはずです。20分の休憩後、第2部は作品27の2曲、作品32の2曲、作品37の2曲、ショパンが20代後半に作曲した6曲が演奏されました。この6曲はあまり聞く機会がなく、ほとんど知らない曲でした。ここで再び20分の休憩。第3部では、作品48の2曲、作品55の2曲、作品62の2曲、ショパン30代に作曲された6曲でした。第3部の曲は比較的演奏される機会が多いので、聴いたことがある曲が多かったです。

演奏はとても素直な弾き方で安心して聴くことが出来ました。リサイタル(コンサート)に行って期待することは、とても興奮するか、あるいはとても安心するかのどちらかになることが多いのですが、今回のリサイタルは安心して聴くことができるタイプでした。ピアノ曲はよく聴くのですが、弾くことはできないので専門的なことはわからないのですが、高音のキーはピアノの巨匠と言われる人たちの演奏を聴いているのと同じ響きが感じられ、スタインウェイの音は安心できると改めて感じます。それは演奏する人の性格にもつながるものがあると思います。松田さんは23歳という若さを活かしたとても素直なピアノを弾くピアニストです。このまま伸びていただき、世界的に活躍したもらいたいと期待しています。

演奏で気になったことが一つ。先ほども書いたようにハルはピアノが弾けないのでピアノの特徴はよくわかっていませんが、ペダルを踏んで音を伸ばして、最後にペダルを戻すときに伸びていた音が最後に変化しているように聞こえました。これはこのピアノの特徴なのか、あるいは松田さんの癖なのかはわかりませんが、何度も同じように聞こえるのでそのたびに気になってしまいました。

ショパン好きなハル

ハルがショパンが好きになったのはいつの頃か思い出してみると、高校生の時にはショパンの曲はかなり聴いていました。というか、聴いている曲はほとんどショパンだったと言っても過言ではないです。大学生の3年から4年になる時の長期休みにヨーロッパに一人で旅行に行ったのですが、そのときにポーランドにも行きました。目的はショパンの生家を訪れることです。ワルシャワに滞在していたのですが、ショパンの生家があるのは、ワルシャワからタクシーで1時間程度だったと記憶しているのですが、ジェラゾバボーラという街です。ショパンが好きになった高校生の時からあこがれていたショパンの生家に行けただけで、とても感動した覚えがあります。その時にお土産で買ったのは石膏でできたショパンの左手のです。それだけを飾っていると知らない人が見ると不気味かもしれませんが、ハルにとっては宝物でした。ただその宝物も何回かの引っ越しのときに割れてしまい、今はもうありません・・・

有名なピアニストのリサイタルを聴くのはとても気持ちがよくなり、心も豊かになる気がしますが、今回のようにこれから伸びる若手演奏家のリサイタルを聴くと、将来どんな演奏家になるのかがとても楽しみで、長い目で応援してみようという気持ちになります。今度は何を聴きに行こうかな!

退職金にかかる税金

退職金控除

こんにちは、定年を考えないといけない年齢になったハルです。

退職金制度がある会社は世の中にどの程度の割合かはわかりませんが、私は定年になったときには退職金がもらえるのが普通だと思っていました。ある調査によると退職金制度がある企業の割合は会社規模の大小を合わせて約80%だそうです。そして大企業ほど、退職金制度がある企業割合が高く、中小企業になるほど退職金制度がない企業の割合が高くなるようです。

私の所属している企業はどちらかというと大手に分類され、退職金制度があるのですが、私が入社してからしばらく経って導入されたため、金額としては多くは期待できません。ただ、退職金が出るということは老後を考えると非常によかったなと感じています。若い頃は退職金のことなど考えたことはありませんでした、50歳を過ぎる頃から、少しづつ気になり始めてはいました。会社のシステムで、定年までいた場合に退職金がいくらになるかを計算できるシステムがあったのでやってみたことがあるのですが、残念ながらこの程度かと思った記憶があります。その時に気づいたのは、一括でもらうのと年金方式でもらう方法があるという事でした。そして、年金方式ですと税金がかかるのだという事も何となくわかるようになったのもその頃でした。

退職金に税金がかかる?!

長年勤めた企業からもらえる退職金ですが、金額によっては税金がかかることがあります。ここでは退職時に一括で受け取った場合について記載します。

退職所得控除という制度があります。控除額は下記のように算出できます。

  勤続20年以下  40万円×勤続年数 → 20年までで800万円

  勤続20年を超える  70万円×(勤続年数-20年)+800万円

・勤続年数は、例えば20年1か月でも21年として計算します。(切り上げ)

・上記の計算で出た金額が80万円以下の場合は、退職所得控除額は80万円になります。

・障害者となったことに起因した退職の場合は、上記の金額に100万円を加算した金額が退職所得控除額です。

例えば勤続15年の人の退職所得控除額は、40万円×15年間=600万円

勤続25年の人の退職所得控除額は、70万円×(25-20)+800=1150万円

退職金が1000万円だとします。勤続15年でしたら、1000万円-600万円=400万円

400万円÷2=200万円が退職所得となります。

勤続25年でしたら、1000万円-1150万円=-150万円

-になっているので、退職所得は0円です。したがって税金はかかりません。

実際の税額を計算の参考には下記の国税庁のリンクをご覧ください。

退職金と税|国税庁 (nta.go.jp)

退職所得については通常は源泉徴収票が発行されます。退職金の運用を金融機関に任せる場合などに必要となりますので、必ず受け取って保管してください。

退職金の運用について

老後2000万円問題が数年前に話題となりましたが、当時の政府が必死になってもみ消しをはかりましたが、年金だけで老後の生活を乗り切れると思っている方は少ないのではないでしょうか。私もその一人です。大切な退職金の運用についていろいろと計画をされていらっしゃると思います。住宅ローンが残っている方は返済にまわしたり、あるいは終の棲家を購入する資金にしたりと人それぞれです。私がどのように運用を考えているかと言いますと、住宅ローンの残はないため基本は全額安全を確保した運用にするつもりです。地銀・都銀・信託銀行などの金融機関では、退職金運用の特別プランを準備していることが多いです。3か月の定期で1%程度の金利がつくものが多く見受けられます。また、投資信託などとセットになったプランだと、3か月で7%の金利になるものもあります。ただ、投資信託などは購入時や保有時に手数料等がかかる商品が多いので目先の金利の高さに目が行ってしまい、トータルではそれほど手取りが増えないなどということにもなりかねません。ただ、一番お勧めしないのは、退職金での投資デビューです。以前から投資をやっている方はおわかりでしょうが、手元に今まで持っていなかった多額の現金が入ってきて気持ちが大きくなり、投資をして退職金を運用しようとすることほど危ないことはありません。もちろん投資は自己責任なので絶対にしない方がいいとは言えないのですが、私でしたら投資を中心とした運用はしません。3か月ごとに金融機関を変えて、あるいは複数の金融機関を使って、退職金を少しでも有利に運用していこうかなと考えています。そのための金融機関情報の収集を行っている最中です。

退職金を受け取るということは、現在の仕事から離れるということを意味します。再就職しない場合は収入がなくなる訳ですから、退職金をいかに長くそして効果的に運用するかが問われます。いつも利用している金融機関や、FPなどに相談して楽しい老後を迎えられるように運用を考えていきたいと思います。

注:税金の相談は必ず税理士にしてください。税理士以外の方は税務相談はできません。

こんな本読みました。「アンドロメダ病原体-変異-」読了。 マイクル・クライトン&ダニエル・H・ウィルソン


ジュラシックパークの原作者

約2年前に出版された本ですが、「アンドロメダ病原体-変異-」読了しました。マイクル・クライトンと聞いて、アッ、あの人か!と気がつく人も多いのではないかと思いますが、「ジュラシックパーク」の作者です。私は原作を読んでから映画を観たのですが、原作から入った方には映画の違和感が強かったのではないかと思います。小説は1990年に発表され、スティーブン・スピルバーグが監督して1993年に映画が完成しました。今年には第6作目も公開される予定ですが、そのマイクル・クライトンが1969年に発表したSF小説で、1971年には映画化されています。かなり以前ですが、原作を読んで映画も観たことがあります。実は原作者のマイクル・クライトンは2008年にガンで亡くなっているのですが、原案は持っていたのだと思いますが、遺族の同意の元、ダニエル・H・ウィルソンが内容をまとめて2019年にアメリカで出版された作品です。このブログでは彼の名前の日本語表記を、出版元である早川書房が使用している「マイクル」としています。一般的には「マイケル」の方がよく目にする書き方ですが、外国語を日本語にするとどうしても発音の問題が起こったりしますね。

前作より活動範囲がかなり広い

かなり前に観た映画の記憶では、これもSF映画って言えるんだ、と思って観ていました。実は今回の「アンドロメダ病原体-変異-」ではアクションシーンと言ってもよい場面がたくさんあります。50年前の作品では動きがとても少なく、静かな中に時間が過ぎていく作品のイメージでサイレント作品として私の中では記憶に残っていたのですが、今回は映画化できるくらいの動きがあります。アマゾンのジャングルを進む場面や国際宇宙ステーションの中の場面、あるいは地上とステーションを結ぶロープの場面など、映画化したらアクションシーン満載になりそう。そう感じさせるのは翻訳力のなせる技でしょう。読んでいるとハラハラドキドキとして、小説の中の人物たちになりきりそうな雰囲気になります。今回の作品も前回化学兵器として使用しようとしていた地球外の菌が以前よりもかなり進化して、状況次第では地球が壊滅しそうな雰囲気を醸し出す内容となっています。詳細はネタばれになるので書きませんが、かなりまずい状況に追い込まれます。ただ、地球の運命を握っているのが一部のアメリカ人たちという設定は、やはり「アメリカファースト」の国ということを強く感じました。

こんなコンサート行きました「吉原麻実、2大ピアノ協奏曲を弾く」

ピアノだけで演奏するピアノ協奏曲

ピアノ協奏曲といえば、オーケストラをバックに演奏するピアノ曲ですが、今回聴いてきたのはオーケストラパートをピアノで演奏して、ピアノ協奏曲を弾くコンサートです。演奏された曲もショパンの「ピアノ協奏曲第1番 ホ短調作品11」とチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番 変ホ短調作品23」の2曲で、誰もが聞いたことのある有名な曲です。

演奏は吉原麻実さん。彼女は武蔵野音楽大学と同大学院を主席で卒業。様々なコンクールに上位入賞。この10月からはドイツのミュンスター音楽大学国家演奏家資格課程に進学予定の、将来活躍が期待される若手ピアニストです。オーケストラパートを演奏するのは、大島 夕季さん。吉原さんと同じ栃木県出身で幼い頃から同じピアノ教室に通い、大学も大学院も一緒という気ごころが知れた二人です。

2台のピアノ

場所はJR「日暮里」駅から徒歩2分にある「アートホテル日暮里」の4階にある「日暮里サニーホール」です。ホテルの中にあるホールなんて初めてでした。ホールの中に入るとステージには2台のピアノが置かれており、後で確認してみるとソロの吉原さんが弾くピアノは「ベーゼンドルファー」、オーケストラパートを弾くピアノは「ヤマハ」でした。なぜ違うピアノなのかと思いましたが、確認するすべもなくそのままになっています。ホール側の都合で同じピアノが準備できなかったのか、あるいは演奏者の希望のピアノだったのでしょうか。

 

 

演奏を聴いてみると、ベーゼンドルファーは柔らかな音色と響きなのに対して、ヤマハははっきりとした音でベーゼンドルファーに比べると硬い音に聞こえました。

演奏始まりました

1曲目はショパンです。昨年、5年に1度開催されるショパン国際ピアノコンクールの本選では、ファイナリストは1番か2番を選んで演奏するのですが、多くのファイナリストが1番を演奏していました。2位に入った反田さん4位に入った小林さん、二人とも1番を演奏していました。この曲は、始めはオーケストラパートがかなり長く続き、ピアノはいつ入るのだろうというくらい待たされます。待って待って待ってから出される初めのピアノの音は力強く深い哀愁を感じさせます。2楽章はとてもきれいな旋律が続き、3楽章でピアノとオーケストラの融合が高まり、華やかなクライマックスで曲が終わります。よかったです!

その後20分の休憩。

2曲目はチャイコフスキー。この曲も誰もが聞いたことのある有名な出だしです。スケールの大きな和音で始まるこの曲は、いつ何度聴いても心が揺さぶられます。とても美しい出だしです。2楽章は優しい旋律が続き、3楽章は躍動感あふれる旋律と、圧倒されるクライマックスです。こちらもとてもよかったです。

どちらが主導するのか

通常、ピアノ協奏曲はソロピアニストがいて、オーケストラを指揮する指揮者と呼吸を合わせて演奏しますが、今回のようなピアノソロと、オーケストラパートを弾くピアニストがいる場合、どのように曲全体をコントロールするのだろうという素朴な疑問がありました。実際に演奏を聴いてみると、どちらが主導で演奏するのでもなく、自然と呼吸を合わせた演奏となっており、自然な響きとなって聞こえてきていました。この二人が子供時代からずっと一緒にピアノを弾いてきたからでしょうか。このことについては、主催の大久保音楽事務所HPのインタビューの中でも触れられていますので、ご興味のある方は読んでみて下さい。

アンコールはガーシュインの「ラプソディーインブルー」を一部を、連弾で演奏してくださいました。またそのあとは、吉原さんのソロでもう一曲演奏がありました。曲名を確認できませんでした。。。

この2つのピアノ協奏曲のピアノだけの編曲版を聞くことが出来てとてもよかったです。編曲が誰なのかを確認することはできていないのですが、いずれにせよ私のような素人には、オーケストラと演奏してもピアノだけの演奏でもとても充実した時間を過ごすことが出来ました。演奏していただいたお二人に感謝とねぎらいを送りたいと思います。



 

こんな映画観ました「ショーシャンクの空に」

他の映画を観る予定が

こんにちは、ハルです。今週末はどんな映画を観ようかとネット検索をしていたら、「ショーシャンクの空に」を上映している映画館がありました。それも6月30日までです。ほんとうは「ロスト・シティ」か「ベイビーブローカー」を観ようかなと思っていたのですが急遽変更!それほど自宅から遠くない映画館でしたので行ってきました。

この映画が初めて上映されたのは1994年。配給はコロンビア=ワーナーです。映画のはじめと終わりにはワーナーのロゴが出て、終わりの少し前にはコロンビアの女性(?)が出てきます。以前から、名作だといわれている作品ですが、残念ながら私はまだ観たことがなく、今回は期間限定の上映のようでしたので、本来観る予定だった映画を飛ばして、この映画を観ることにしました。

ストーリー

銀行の副頭取であったアンディ(ティム・ロビンス)は妻と不倫相手を銃で殺したとの罪で起訴され、やっていないといないと訴えるが終身刑となりショーシャンク刑務所に収監される。そこでは刑務所映画によくある陰湿なイジメや刑務官による暴力が横行している。そんな中、彼に注目したレッド(モーガンフリーマン)との奇妙なつながりが徐々に生まれてくる。アンディは誰にすり寄るというわけではないが、様々な行いが周りを巻き込み彼に一目置くようになる。刑務官や所長も彼の銀行員としての能力を利用して、特に所長は裏帳簿を彼にまかせて私腹を肥やしていた。

新しく刑務所に入ってきたトミーはアンディから、別の刑務所でアンディの奥さんと不倫相手を殺したことがると話しをしていた囚人がいたとの話しを聞く。アンディは再審を所長に依頼するが、自分の不正が表に出ることを恐れ、トミーを脱獄をしようとしたとの罪で射殺してしまう。どん底にあったアンディですが、ある朝彼がいなくなっていることに気が付きました。アンディは独房の壁に収監されてから少しづつ穴を掘っていて、下水管が通っている部屋まで貫通させて、下水管を受けて脱獄した。そして、所長の裏金をすべて下ろし(その日に備えて準備をしていた)、メキシコで暮らすことにした。仮釈放されたレッドはアンディを追ってメキシコに行き、美しい海岸で再会する。

鑑賞後

思っていたより素晴らし作品でした。観てよかった。アンディが刑務所の中で信じていたことは「希望」です。希望を捨てないで常に先を見た行動をしていました。レッドは刑務所の中には「希望」などないと言っていましたが、アンディの言動を見ているうちに少しづつ考えが変わっていきます。そしてアンディは自由になるという希望を実現するための行動をコツコツと行っていきました。

映画を最後まで観て気がかりだったのは、アンディは本当に冤罪で投獄されたのかということです。映画の中ではアンディが奥さんと不倫相手を殺すシーンは出てきていませんし、トミーが聞いたという出てきますが、その男が殺すシーンもありません。誰が殺したのかは不明のままでした。その当たりは映画を観た人がそれぞれ考えてくださいという意味なのでしょうか。

もう一つ気になったシーンですが、レッドが仮釈放に向けての面談のシーンが3回出てきます(20年目、30年目、40年目)。レッドが部屋に入り面談をする人たちから座れと言われるのですが、20年目は「sit」、30年目は「sit down」、40年目は「Please sit douw」と段々と丁寧になるシーンがあります。理由は何でしょうか。その時代に合わせているのか、面談する人たちの性格なのかわかりませんが、40年目の「Please sit doun」にはにやけてしまいました。

来週は予定していた映画を観ようかなぁ。

それでは、また。

アラカンおじさんの「マネー・マネー・マネー!」

そろそろ定年を考えないと

アラ還が近づいているおじさんハルです。東京近郊に住む一般の会社員で、会社の定年は60歳。その後は定年延長で65まで働ける企業に勤務しています。少し前には2000万円問題などが大きく取り上げられていましたが、政府の火消しによってその後はあまり話題に出なくなってしましました。でも本当のところはどうなのでしょうか。若いころは定年なんて来ないものだと考えていましたが、やはり誰でも定年を迎えるのだとこの年になってやっと実感する人が大半ではないでしょうか。そのなアラ還を迎えるおじさんが、老後対策として何をやってきたのか、そして何をやっていけばいいのか、勉強をしながら前進する姿を皆さんに見ていただければと思いブログを書いてみます。ただ、私の仕事は平日ほどほどの忙しさのため、家に戻るのはたいていが22時過ぎです。そのため、平日のブログ更新はほぼできないと思って下さい。土日にできるだけ内容のつまったブログを書きたいと考えています。

FPフォーラムに参加

みなさんはFPという言葉を耳にした、目にしたことがあると思います。FPは「ファイナンシャル・プランナー」の略で、「人生の夢や目標を達成するために、ライフスタイルや価値観、経済環境を踏まえながら、家族状況、収入や支出の内容、資産、負債、保険など、あらゆるデータを集めて、現状を分析します。そして、相談者の立場やライフイベントを考慮したうえで、長期的かつ総合的な視点でさまざまなアドバイスや資産設計を行い、併せてその実行の援助を行います。」(日本FP協会HPより)の相談窓口となるプロフェッショナルです。その資格としては、AFPとCFP(🄬)があります。私の定年後の生活設計をするにあたり、まず何をしなければならないかと考えたとき、初めは多くの情報を得て、その中から自分に合った方法を選び実行する必要があると考え、ふと目に入った「くらしとお金のセミナー」に参加してみることにしました。FPの日本での取りまとめをしている「NPO法人日本ファイナンシャルプランナーズ協会」千葉支部が開催した「FPフォーラム2022in市川」です。

チラシ 表

チラシ 裏

セミナーを聞いてみて

当日は土曜日、天気はどんよりしいていましたが雨は降ってなかったです。JR「市川」駅から徒歩2~3分程度の場所にある「山崎製パン企業年金基金会館」という施設で行われました。場所はすぐにわかり会場である6階へエレベーターで昇ります。エレベーターを降りるとお約束の手の消毒と検温する人が待ってます(*^-^*)その後受付をして会場内へ、細長い会議室のような場所で、全部で40名程度座れるようにテーブルとイスがセッティングされています。前には講師が話しをしながら説明をするプロジェクター用のスクリーンなどもあります。今回はオンラインでも同時開催していて、事前にオンライン希望で申し込みをすると、Zoomでも参加が可能になっているとのことでした。でも紙での資料をもらえるので、会場参加のほうが私には向いているかもしれません。その考え自体が現代のシステムに追いついていないかもしれませんが・・・

2部構成となっていていて、まず第一部が始まります。講師は水庫直子さんという方で、社会保険労務士としても活躍されている方です。題名は「人生の『もしも』に備えるため、FPを活用しよう」です。人生には様々なリスクがあります。そのリスクを補完するために国を中心に様々な保険や年金の制度があるのですが、一人ひとりが状況や内容が違う中、自分の保険や年金の内容を把握している人がどれくらいいるでしょうか。私も会社員生活を30年ほど続けていますが、公的な保険や年金、個人で加入している保険や、イデコなどをどこまで理解しているかというときちんと説明できる自信がありません。この日の説明では直近の年金制度の改正や年金受給時期の選択肢の拡大など、定年を間近にした私にはかなりビビッとくるテーマです!私の場合、老齢基礎年金、老齢厚生年金受給は65歳からを予定していますが、それよりも繰り下げ受給をしたときは年金額が繰り下げ期間によって増額されます。繰り下げ受給の請求をした時点(月単位)に応じて年金が増額され、(1月あたりプラス0.7%)その後の増額率は生涯変わりません。65歳以降も現役として仕事を続けて、仮に68歳から年金を受け取ることにすると、65歳から受給金額が100だとすると、125.2になります。何と25.2%も増えるんです。ただ繰り下げできるのは75歳までです。(現在は70歳まで)75歳まで繰り下げした場合、184に増えるのですが、男性の平均寿命は約81.5歳(WHO2022年データ)、現在60歳の男性の平均余命は約24年間となっています。75歳まで年金受給を繰り下げした場合、10年弱しかもらえない計算となり、65歳から受給したのと10年違うため、自分が何年生きられるのかは誰にもわかりませんが、健康で老後を過ごせるための努力も必要になるなぁと改めて感じました。もちろん年金なんかあてにしないという方には関係のない話にはなってしまいますが、多くの方には将来関係する内容ですので自分がどれくらいもらえるのか毎年送られてくる「年金定期便」をじっくり見てみたり、年金事務所にいって自分の年金について調べてみたりしてもいいのではないでしょうか。

休憩時間の後、第二部です。テーマは「親子で話そう、相続のこと」です。講師は伊藤弘之さん。内容はかなり細かな専門的な内容でした。自分の財産をしっかりと家族に引き継ぐために、「家族信託」という制度の利用を考えてみませんか、という内容です。私はすでに両親を亡くしているため、親からの相続については考えなくてもいいのですが、自分の財産を加須にどのように残せばいいのかというテーマがあります。少し前から、高齢者の自動車事故のニュースがマスコミを賑わせていますが、原因の多くは判断力の低下や認知症ではないかと言われています。自分はしっかりしているから大丈夫!と私も今は思っているのですが、いつ認知症になってしまうかもしれません。そうなる前に相続時の遺産分割をスムーズにさせるための手段として家族信託をいう手段がるとの説明でした。私は初めて聞く内容で、方法も聞く限りでは大変そうです。「遺言書」の方法や、「公正証書遺言」の説明などについて、メリットとデメリットをあげて説明をしていただきました。ただ、この内容については私が利用するような内容なのかがすぐに判断できなかったため、自分の財産や家族との関係を客観的に判断した上で利用してみたいなと思った次第です。

当日は無料相談会も開催されており、予約すればライフプランについての相談をすることができるそうです。

今回のようなセミナーは定期的に行われているようで、千葉支部さんが関連するのは、次回11月12日、FPの日に行われるフォーラムだそうです。ご興味のある方は、ご自身のライフプランのために参加されてみてはいかがでしょうか。日本ファイナンシャルプランナーズ協会の各支部でそれぞれ行われているようですので、お住いの近くのFP協会のHPをのぞいてみると情報が出ていると思います。

誰にでもある老後

これを読んでいるのは比較的年齢層が高い方が多いのではないかと思います。おそらく私が若いころに読んでも、年金なんて関係ないやと思ってしまい真剣には考えない内容だととは思いますが、人間は必ずいつか死が訪れます。誰にも避けられないことです。そのために準備をどうするのかは人によって全く違うので一概には言えないのですが、多くの人は家族があり、いろいろなしがらみの中で生活をしているはずです。そのような社会生活の中で終わりを迎えるにはどうすればいいのか。私は周りに迷惑をかけないで死んでいこうかなと今は思っています。本題とは違う方向にいってしまいましたが、次回はもう少しマネーについての話しにしたいと思います。

それではまた・・・