アラカンおじさんの「マネー・マネー・マネー!」

そろそろ定年を考えないと

アラ還が近づいているおじさんハルです。東京近郊に住む一般の会社員で、会社の定年は60歳。その後は定年延長で65まで働ける企業に勤務しています。少し前には2000万円問題などが大きく取り上げられていましたが、政府の火消しによってその後はあまり話題に出なくなってしましました。でも本当のところはどうなのでしょうか。若いころは定年なんて来ないものだと考えていましたが、やはり誰でも定年を迎えるのだとこの年になってやっと実感する人が大半ではないでしょうか。そのなアラ還を迎えるおじさんが、老後対策として何をやってきたのか、そして何をやっていけばいいのか、勉強をしながら前進する姿を皆さんに見ていただければと思いブログを書いてみます。ただ、私の仕事は平日ほどほどの忙しさのため、家に戻るのはたいていが22時過ぎです。そのため、平日のブログ更新はほぼできないと思って下さい。土日にできるだけ内容のつまったブログを書きたいと考えています。

FPフォーラムに参加

みなさんはFPという言葉を耳にした、目にしたことがあると思います。FPは「ファイナンシャル・プランナー」の略で、「人生の夢や目標を達成するために、ライフスタイルや価値観、経済環境を踏まえながら、家族状況、収入や支出の内容、資産、負債、保険など、あらゆるデータを集めて、現状を分析します。そして、相談者の立場やライフイベントを考慮したうえで、長期的かつ総合的な視点でさまざまなアドバイスや資産設計を行い、併せてその実行の援助を行います。」(日本FP協会HPより)の相談窓口となるプロフェッショナルです。その資格としては、AFPとCFP(🄬)があります。私の定年後の生活設計をするにあたり、まず何をしなければならないかと考えたとき、初めは多くの情報を得て、その中から自分に合った方法を選び実行する必要があると考え、ふと目に入った「くらしとお金のセミナー」に参加してみることにしました。FPの日本での取りまとめをしている「NPO法人日本ファイナンシャルプランナーズ協会」千葉支部が開催した「FPフォーラム2022in市川」です。

チラシ 表

チラシ 裏

セミナーを聞いてみて

当日は土曜日、天気はどんよりしいていましたが雨は降ってなかったです。JR「市川」駅から徒歩2~3分程度の場所にある「山崎製パン企業年金基金会館」という施設で行われました。場所はすぐにわかり会場である6階へエレベーターで昇ります。エレベーターを降りるとお約束の手の消毒と検温する人が待ってます(*^-^*)その後受付をして会場内へ、細長い会議室のような場所で、全部で40名程度座れるようにテーブルとイスがセッティングされています。前には講師が話しをしながら説明をするプロジェクター用のスクリーンなどもあります。今回はオンラインでも同時開催していて、事前にオンライン希望で申し込みをすると、Zoomでも参加が可能になっているとのことでした。でも紙での資料をもらえるので、会場参加のほうが私には向いているかもしれません。その考え自体が現代のシステムに追いついていないかもしれませんが・・・

2部構成となっていていて、まず第一部が始まります。講師は水庫直子さんという方で、社会保険労務士としても活躍されている方です。題名は「人生の『もしも』に備えるため、FPを活用しよう」です。人生には様々なリスクがあります。そのリスクを補完するために国を中心に様々な保険や年金の制度があるのですが、一人ひとりが状況や内容が違う中、自分の保険や年金の内容を把握している人がどれくらいいるでしょうか。私も会社員生活を30年ほど続けていますが、公的な保険や年金、個人で加入している保険や、イデコなどをどこまで理解しているかというときちんと説明できる自信がありません。この日の説明では直近の年金制度の改正や年金受給時期の選択肢の拡大など、定年を間近にした私にはかなりビビッとくるテーマです!私の場合、老齢基礎年金、老齢厚生年金受給は65歳からを予定していますが、それよりも繰り下げ受給をしたときは年金額が繰り下げ期間によって増額されます。繰り下げ受給の請求をした時点(月単位)に応じて年金が増額され、(1月あたりプラス0.7%)その後の増額率は生涯変わりません。65歳以降も現役として仕事を続けて、仮に68歳から年金を受け取ることにすると、65歳から受給金額が100だとすると、125.2になります。何と25.2%も増えるんです。ただ繰り下げできるのは75歳までです。(現在は70歳まで)75歳まで繰り下げした場合、184に増えるのですが、男性の平均寿命は約81.5歳(WHO2022年データ)、現在60歳の男性の平均余命は約24年間となっています。75歳まで年金受給を繰り下げした場合、10年弱しかもらえない計算となり、65歳から受給したのと10年違うため、自分が何年生きられるのかは誰にもわかりませんが、健康で老後を過ごせるための努力も必要になるなぁと改めて感じました。もちろん年金なんかあてにしないという方には関係のない話にはなってしまいますが、多くの方には将来関係する内容ですので自分がどれくらいもらえるのか毎年送られてくる「年金定期便」をじっくり見てみたり、年金事務所にいって自分の年金について調べてみたりしてもいいのではないでしょうか。

休憩時間の後、第二部です。テーマは「親子で話そう、相続のこと」です。講師は伊藤弘之さん。内容はかなり細かな専門的な内容でした。自分の財産をしっかりと家族に引き継ぐために、「家族信託」という制度の利用を考えてみませんか、という内容です。私はすでに両親を亡くしているため、親からの相続については考えなくてもいいのですが、自分の財産を加須にどのように残せばいいのかというテーマがあります。少し前から、高齢者の自動車事故のニュースがマスコミを賑わせていますが、原因の多くは判断力の低下や認知症ではないかと言われています。自分はしっかりしているから大丈夫!と私も今は思っているのですが、いつ認知症になってしまうかもしれません。そうなる前に相続時の遺産分割をスムーズにさせるための手段として家族信託をいう手段がるとの説明でした。私は初めて聞く内容で、方法も聞く限りでは大変そうです。「遺言書」の方法や、「公正証書遺言」の説明などについて、メリットとデメリットをあげて説明をしていただきました。ただ、この内容については私が利用するような内容なのかがすぐに判断できなかったため、自分の財産や家族との関係を客観的に判断した上で利用してみたいなと思った次第です。

当日は無料相談会も開催されており、予約すればライフプランについての相談をすることができるそうです。

今回のようなセミナーは定期的に行われているようで、千葉支部さんが関連するのは、次回11月12日、FPの日に行われるフォーラムだそうです。ご興味のある方は、ご自身のライフプランのために参加されてみてはいかがでしょうか。日本ファイナンシャルプランナーズ協会の各支部でそれぞれ行われているようですので、お住いの近くのFP協会のHPをのぞいてみると情報が出ていると思います。

誰にでもある老後

これを読んでいるのは比較的年齢層が高い方が多いのではないかと思います。おそらく私が若いころに読んでも、年金なんて関係ないやと思ってしまい真剣には考えない内容だととは思いますが、人間は必ずいつか死が訪れます。誰にも避けられないことです。そのために準備をどうするのかは人によって全く違うので一概には言えないのですが、多くの人は家族があり、いろいろなしがらみの中で生活をしているはずです。そのような社会生活の中で終わりを迎えるにはどうすればいいのか。私は周りに迷惑をかけないで死んでいこうかなと今は思っています。本題とは違う方向にいってしまいましたが、次回はもう少しマネーについての話しにしたいと思います。

それではまた・・・