こんな映画観ました「RRR」

インド映画です

こんにちはハルです。インドの映画をご覧になったことはありますか?ハルはかなり以前に観たことがあるのですが、あまり印象に残っておらず、団体でダンスと歌のシーンばかりというイメージでした。インドは年間の映画製作本数が世界一で映画館の数も世界で一番多い国だとかなり前の記事で読んだことがあるのですが、現在はどうなのでしょうか。また上映時間が長い映画が多く、この「RRR」も2時間59分という上映時間でした。映画の半分を過ぎたあたりで、「インターバル」と英語でのメッセージが出るのですが、日本では通しで上映されているとのことでした。インド映画の歌とダンスは、インド映画のお約束事のようで、歌とダンスがない映画の方が珍しいそうです。一つ疑問なのですが、主演する人たちが歌とダンスを踊りますが、今日の映画もそうだったのですが、皆さんダンスも上手なんです!歌はアフレコすればなんとかなるのでしょうけど、ダンスは実際に踊るので代わりに上手な人に踊ってもらう訳にもいかないです。CGで加工しているのでしょうか。ダンスが上手な人を選んで主演にしているのか、あるいは映画に出ることが決まった人は必死になってダンスを覚えるのか疑問に思っています。

楽しい映画です!

週末は何の映画を観ようかと悩んでいたところ、前日の日経夕刊の「シネマ万華鏡」でちょうど取り上げられていました。そこでの評判ではとても元気になる映画とのことです。そして熱く激しい映画との評判です。新聞の文化欄で取り上げる映画や本で、酷評をすることは少ないので、評価が高くても期待しすぎないようにしていたのですが、3時間が長く感じない(決して短く感じたとは言いません)楽しさでした。ストーリーですが、時代は1920年頃のインド。当時は大英帝国がインドを植民地として統治していました。映画の中ではインド人を人として扱っていないシーンが数多く出てきます。実際にここまでひどい扱いをしていたのでしょうか。ある村の少女がインドの総督の家に連れ去られてしまうのですが、その村の英雄であるビーム(N・T・ラーマ・ラオJr )が少女を取り戻すためにデリーに仲間と侵入します。その情報を得た英国側は現地の警察官ラーマ(ラーム・チャラン)にビームを捕まえるように命じます。お互いの本当の姿を知らないまま二人は少年を救助するのに協力して、その後は親友として友情をはぐくんでいきます。実は警官であるラーマもある大儀があり警官になっていたのですが、これ以上書くとネタバレになるので書くのは控えます。映画は長いですがストーリーはわかりやすく最後には、よかったと感じる内容です。                  また、アクションシーンもとても多いです。ただちょっとやりすぎ感が強いかなぁ。アニメのようなアクションシーンになっているところもあり、好き嫌いが分かれるところです。

この映画の主人公の2人は実在の人物をモデルにしています。コムラム・ビームとA・ラーマ・ラージュはいずれも20世紀前半のインド独立の英雄です。2人は実際には交わることはなかったのですが、「二人が出会っていたら」という発想からのフィクションです。

RRRとは

映画のタイトルの「RRR」とは何の意味があるのだろうとネットを調べてみたら、何と監督(ラージャマウリ)と主演2人の名前にRが3つ入っているので仮題として計画をしていたのですが、それがそのまま本タイトルとなったそうです。対外的には英語で蜂起(Rise)、咆哮(Roar)、反乱(Revolt)の頭文字を取って「RRR」となっています。また、テルグ語タミル語カンナダ語マラヤーラム語では、怒り、戦争、血を意味するRの入った単語がサブタイトルとして付けられています。

また、インド映画を観てみたくなりました。